Googleマップを利用して、おでかけマップを作っています。
その場合、メールフォームより、ご連絡くださいますと助かります。
瀬戸蔵ミュージアム
陶器のお皿のことを「せともの」と、昔から言いますが、「せともの」とは「瀬戸物」と書き、 愛知県瀬戸市に由来しているとは、知りませんでした。瀬戸市には、瀬戸物に関する展示がある「瀬戸蔵ミュージアム」という博物館があります。
瀬戸物について学ぶべく、さっそくおでかけです。
瀬戸蔵ミュージアムは2Fにあるので、中央にある階段を昇っていきます。
もちろん、エレベータもありますよ。
瀬戸蔵ミュージアムの入り口。
入り口のところに、受付があり、入館料を払って入ります。
入り口を入ると、旧尾張瀬戸駅のホームに出ます。
写真は、尾張瀬戸駅の入り口。この、レトロな雰囲気、結構好きです。
実際に走っていた電車が展示されています。
東海地方に来て、名鉄瀬戸線といえば、赤い電車が印象的でしたが、昔は緑色だったのですね。
展示されている電車は、車内に乗ったり、運転席にも行けます。
子供たちは、いつもどおり、運転席でレバーなどをガチャガチャ。子供は運転席が大好きですね。
次に、「モロ」のほうへ向かいます。今回ここに来た主目的、瀬戸物関連の展示です(笑
モロとは、瀬戸焼をつくる工房(工場)のことを言うそうです。中には、焼き物つくりの機械などが展示されています。
フィルタープレス。やきものの材料になる、土をしぼる機械のようです。
クネットマシーン。中央の軸が回転して、ドーナツ状に置かれた土を練ります。
ときどき、実際に動きます。
上で紹介したクネットマシーンは、上部に設置されているモーターで回転しています。
また、モーターの動力は、ベルトを介して、そのほか機械も駆動させているそうです。
やきもの工房というより、工場ですね。
やきものといえばすぐに連想されるのが、このロクロ。
ロクロの上に土を置いて、まわしながら手やヘラで形を作っていきますよね。
このロクロをまわすのも、上のモーターの動力を利用しています。
こちらは絵付場です。
筆を使って、手書きで模様を書いていくのですね。
ここまでの工程がモロで行われるようです。
モロの展示を見ていると、材料の土が、形を変えながら色々な工程を経ていく過程から、自動車などの生産ラインを連想しました。
工業生産、ものづくりのルーツは、昔からある焼き物産業にあるのかもしれません。
モロの隣には、石炭窯があります。
石炭を入れる場所が4箇所、中央に、中をのぞけるところがあります。
窯の中には入れません。
こちらは、生産道具展示室です。土を練ったり、絵付けをする道具が多数展示されています。
展示品のひとつ、絵付けの顔料各種です。
土色のものが多いですが、カラフルなものもたくさんありますね。
焼くと、どんな色になるのでしょうか。
こちらは、型焼物を作るための石膏型。
焼き物といえば、ロクロなどで作るイメージでしたが、型を使って作るものもあるのですね。
生産道具展示室を出ると、「窯垣広場」という場所があります。
そこには呈茶コーナー(右の写真)や、休憩スペースがあります。
呈茶コーナーでは、瀬戸の作家が作られた茶碗を使って、抹茶を楽しむことができるそうです。
(有料:¥500お菓子付、土日祝日のみ)
休憩スペースには、こまや、けん玉など、昔ながらのおもちゃがあったりします。
また、窯へマキ投げできるコーナーや、ぬり絵もできるみたいです。
なお、トイレもここにあります。
窯垣広場から、3Fに向かいます。
3Fへは、階段かエレベータでいけます。
3Fには、瀬戸の歴史や、瀬戸焼の歩みなどに関する展示があります。
右の写真は、瀬戸市の遺跡から発掘された品々が展示されています。
瀬戸焼の歩み、古墳時代から鎌倉時代の展示です。
この後、桃山、江戸、明治、平成と続きます。
瀬戸焼の歴史は長いですね〜
やきものの灯籠、後ろに、大飾壺が見えます。
大きさや図柄の細かさに驚きますが、青と白のコントラストがいいですね。
3Fの奥のほうに行くと、尾張瀬戸駅や、モロを見下ろすことができます。
このほか、企画展として、期間ごとに、やきものに関するさまざまな展示が行われています。
駐車場は1F、および立体駐車場(地下)にあり、1時間以内は無料で、それ以降は1時間ごとに¥100となっています。
どちらの駐車場も屋根があるため、雨の日も濡れずに瀬戸蔵ミュージアムまで移動できます。
1Fには瀬戸物のお店があります。
また、周辺にも、目の前を流れる川沿いに、瀬戸物のお店がたくさんあります。
この日は雨だったので、我が家は行きませんでしたが、 瀬戸蔵ミュージアムを見て回った後で、お店を見てまわるのもいいですね。お気に入りが見つかるかも!
▲ページトップ
やきもの工場「モロ」、瀬戸焼の生産道具が展示されており、瀬戸焼の歴史・歩みを見ることができます。
特別展示室では、やきものに関するさまざまな展示が行われます。
また、ミュージアムの中には、尾張瀬戸駅があり、電車も展示されています。